コメ政策と飼料用米の今後に関する意見交換会 総合案内

2024年8月26日

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第9回意見交換会の報道記事特集ページ

<最新>「水活」から飼料米除外を提起 財務省 備蓄米削減も主張
[論説]財務省の「水活」改悪 飼料用米の支援続けよ

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第9回 コメ政策と飼料用米に関する意見交換会2024 報道記事特集

第9回 コメ政策と飼料用米に関する意見交換会2024
 開催日時:2024年12月5日(木)
 開催時刻:開場12:30 開始13:00~16:30
  懇親会:開始17:00~19:00
 会場:食糧会館(日本橋小伝馬町) 5階会議室A/B 東京都中央区日本橋小伝馬町15-1

プログラム
開会挨拶 一般社団法人 日本飼料用米振興協会 理事長 海老澤 恵子
◆意見交換会のテーマ
「激変するコメの需給と経済環境の変化に対応したコメ政策のあり方と今後の
飼料用米の展開方向について」
パネラーからの報告と意見表明
流通サイド:熊野 孝文 コメ専門ライター(元米穀新聞 記者)
畜産サイド:木村 洋文 株式会社木村牧場 代表取締役
消費サイド:村上 彰一 生活クラブ事業連合会会長
報道サイド:佐藤 庸介 日本放送協会 解説委員室 解説委員
◆意見交換会(質疑応答を含む)
コーディネーター 日本飼料用米振興協会 理事 信岡 誠治
全体運営進行 日本飼料用米振興協会 理事・事務局長 若狹 良治
鶏鳴新聞 2025年1月5日
日本のコメ政策など議論
『瑞穂の国』守りたい
飼料用米振興協会

 (一社)日本飼料用米振興協会(海老澤恵子理事長)は12月5日、東京都中央区の食糧会館で『第9回コメ政策と飼料用米に関する意見交換会』を開いた。
 海老澤理事長は同振興協会について、飼料用米の普及が食料自給率の向上や水田保持、持続可能な農畜産業の継続に欠かせないため活動していると改めて紹介。
 今夏以降の『コメ不足問題』は、多くの消費者にとって改めて国内農業と水田の価値を考えてもらう契機になったと述べた。
 一方、改正後の食料・農業・農村基本法などの農政面については「食料自給率が単なる指標の1つとされ、国は農地の集約化と大規模化、水田の畑地化を推進しようとしている。また、財務省は飼料用米に対する交付金を引き下げ、水田政策の交付金も外そうとしていることが分かった。これでは水田がなくなってしまうと大変危惧している」との危機感を示して開会した。
 信岡誠治理事は、米の収穫量は1967年のピーク時は約1426万トンであったが、2024年には約734万5000トンまで半減しているとし、国は本格的な『廃田政策』に舵を切ったのではないかとの見方を提示。
 水田には水をため込む『あぜ』があるが、これを畑地化し、大型トラクターが走りやすいようにとあぜを壊し、水路もなくしてしまうことは将来に禍根を残すと強調した。
 その上で「水田を水田として生かして使うことのできる『飼料用米の増産』が食料安保の要にもなる。その信念で我々は政府からの補助金なしで地道に活動を続けている」と話した。
 また信岡氏は、水田の価値を見直してもらうためのアイデアとして、自身の少年時代、農閑期の田んぼでは草野球を楽しんできたとの思い出を交えながら「農閑期には田んぼを開放し、子どもや地域の人たちの遊び場にしていこう」と提案。
 実際にサッカー教室などが開かれている地域もあると事例紹介した。
 さらに米の使い道も食用や家畜・ペットの飼料用に限らず、甘味料の原料用、燃料用、工業用などもっと幅広く活用できるとし、わら、ぬかなども貴重な有機資源として商品化を図れるとした。

 意見交換会では飼料用米の使用、流通、消費、報道の各分野にかかわる4氏が発表。

 ㈱木村牧場(青森県/養豚)の木村洋文社長、日本放送協会(NHK)の佐藤庸介解説委員、コメ専門ライター(元米穀新聞記者)の熊野孝文氏、生活クラブ連合会の村上彰一会長が飼料用米の価値や、生産・流通を取り巻く諸情勢を報告。
 このうち木村社長は飼料用米のメリットを 

 ⓵国内産のためカビ毒事故がほぼない
 ⓶為替の変動(円安)に左右されない
 ⓷地産地消で輸送コストが安い
 ⓸肉の食味が良く脂質がまろやかになる
 ⓹日本で唯一自給できる飼料作物である――と説明。
 デメリットは、主食用米と競合することや、現状では国の財政負担がかかることとした。

 会場内の全員が発言できる討論会では、信岡理事が㈱秋川牧園の村田洋次長(㈱ゆめファーム取締役農場長)に対し「山口市での国産子実トウモロコシの生産状況は?」と質問。
 村田次長は、北海道と比べると思ったほどの収量は取れていないとし、「水田での生産となっている。山口は台風や豪雨などの自然災害も多く同時に病害虫やカビの被害が出やすいと聞いている。鳥獣害の被害があり、台風も多い山口市では一度倒れてしまうと刈り取りにくい。山口市の昨年の取り組みは計約17ヘクタール程度で、今年は倍増を予定して35ヘクタールほどで取り組んでいるようだが、まだまだ水田だけに課題は多い手放しで喜べる収量とは言いがたい」と答えた。

 会場内では出席者同士が意見交換する姿もみられ、農畜産関係者からは
 「畑地には水田や水路ほどの維持費がかからず、国もその場しのぎというか、予算がかからないとの理由で畑地化政策を選んでいるように感じる。そこに長期的な視点はあるのか」
 「日本人にとって食事の基本はコメ。そこだけは輸入頼みではいけない。いまの方針を進めると、最終的に消費者が苦しんでしまうと思う。関係者だけでなく、消費者にそのことを知ってもらいたい。日本の水田を守るには消費者の声が必要」などの声が聞かれた。

 同振興協会の若狹良治事務局長が閉会の辞で「私は国粋主義者ではないが、ここで瑞穂の国を滅ぼしていいのか。これは国産子実トウモロコシを否定しているのではなく、北海道や、高地の乾いたような場所でないと作りにくいということだ。コメは食用米、飼料用米だけでなく、いまは餅も年中売れる時代となっている。やはり日本にはコメであり、適材適所が大切と考える」との閉会の辞で散会した。
【こぼれ話】 
意見交換会終了後、ささやかに懇親会が出来ないかというお問い合わせをいただきました。日本橋 焼き鳥居酒屋「太一亭」で17名の参加でした。
 食糧会館の真裏の「〒103-0001 東京都中央区日本橋小伝馬町17−9 さとうビル B1F(:地下一階)」 費用はお一人4,000円で行いました。

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 第8回 コメ政策と飼料用米に関する意見交換会2023
 第8回 コメ政策と飼料用米に関する意見交換会2023 映像データ(ユーチューブ)

 第7回 コメ政策と飼料用米の今後に関する意見交換会2022 開催報告

 第6回 コメ政策と飼料用米の今後の関する意見交換会2021 開催報告(第2回座談会)

 第5回 コメ政策と飼料用米の今後に関する意見交換会2020 開催報告(第1回座談会)

【意見交換】第4回コメ政策と飼料用米の今後に関する意見交換会
【意見交換】(2019)コメ政策と飼料用米の今後に関する意見交換会2019開催報告

【意見交換】第3回コメ政策と飼料用米の今後に関する意見交換会

【意見交換】第2回コメ政策と飼料用米の今後に関する意見交換会

【意見交換】第1回コメ政策と飼料用米の今後に関する意見交換会


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